FLJ #18配本されました。この号にFLJの大野さんによるエリックのインタビューも掲載されています。是非チェックしてみてください。
インタビューの内容:
FLJ 今回行ったジョシュア・トゥリーはお気に入りの場所なの?
エリック オフロードだから大好きなんだ。ジョシュア・トゥリーまではLAの街から1時間半離れたところにあるし、インスピレーションをもらえる場所だからね。それにあの辺りには独自のカルチャーがある。カイアス、クイーンズ・オブ・ザ・ストーンエイジ等のデザート・ロックと呼ばれる音楽も出てきたところだ。前にフランク・コジックが『デザート・セッションズ』というレコードを出していたよね。つまり、あれは砂漠の音楽なんだ。スゴくクールなシーンなんだけど、最近はハリウッドのヒップスターがどんどん砂漠に行くようになってね。バンドにしても、砂漠で撮影するのがクールだと思ってるのが増えてきてるんだ。
FLJ 「ART IN THE STREETS」(4/17~8/8にLAのMOCAで行われている合同アート展。グラフィティ等ストリート・アートのほぼすべてを展示している話題のアート・ショー)にもエリックの作品が展示されていたけど、あのアイデアはどこから来たの?
エリック '90年代、グラフィティをやってた時にフライヤーを集めていたんだ。俺としてはフライヤーが最もストリート的なアートだと思っている。伝えたいことがハッキリしているし、インスピレーションもストレートに受け止められる。'90年代、俺は趣味でグラフィティをやってたけど、フライヤーほどピュアなアートはないと思うようになったんだ。「ART IN THE STREETS」を見ればわかると思うけど、どのアートもその根底にあるものはエゴなんだ。どのアーティストも名前を売りたいし、尊敬されたいんだ。だけど俺の作品はそういう要素を一切排除している。アートは普通の人によって作られるべきものだし、ピュアであるべきなんだ。それに、グラフィティはギャラリーで展示されるべきではないと思ってる。グラフィティはアウトローで反抗のアートで、それを取り巻く環境は違法だったわけで、安全なギャラリーに展示された瞬間、もうそれはグラフィティとは呼べないはずだからね。
FLJ 今エリックが新たに取り組んでいるアートのプロジェクトはある?
エリック ソロのアート展が10月にサンフランシスコで控えているんだ。ペインティングとドローイングを見せる。
FLJ FUCTの方での新しい動きは?
エリック アーティストのウェス・ラングがSSDDラインとのコラボレーションを手がけてくれるよ。ウェスも俺もお互いの仕事をリスペクトしてるし、二人ともバイクを始めいろいろなサブカルチャーが好きで、共通点が多いんだ。ウェスはNYに住んでるんだけど、しょっちゅうLAに来てて、いつもハングアウトしている仲なんだ。このコラボの話はマイケル・バラガンのガレージでハングアウトした後に出てきたんだよ。
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